どうも、京都・向日市の白髪染め専門美容室abelia(アベリア)の川畠です!
「カラートリートメントって簡単にできそう!」
「トリートメントっていうぐらいだから髪に良さそう!」
ドラッグストアやテレビCMでもよく見かけるカラートリートメント。
実際のところはどうなのでしょうか?
「本当にちゃんと染まる?」
「本当に傷まない?」
今日はこのカラートリートメントについて解説していきます!
カラートリートメントってなに?

カラートリートメントって聞くと「利〇昆布」なんかが有名ですね。
実際、どういったものなのかというと、
シャンプーのあとにいつものトリートメントやコンディショナーの代わりに髪につけて放置すると染まるという流れですね。
カラートリートメントが染まる仕組み
カラートリートメントの主成分は2つあります。
①塩基性染料
②HC染料
メインの成分となるのが『塩基性染料』
これはイオンの力で髪の表面に吸着します。
色で髪の表面にコーティングするイメージ。
もうひとつの『HC染料』はどちらかというと補助的な役割を担います。
髪のすき間から入り込んで定着します。
これがカラートリートメントの成分なのですが、
普通のカラーとの大きな違いは、この2つはメラニン色素を分解しないことです。
つまり、普通のカラーは髪のメラニン色素を分解して色を明るく定着させるのに対して、カラートリートメントはメラニン色素を分解せずに髪の表面に吸着して「色を乗せる」というイメージですね。
なので基本的にはカラートリートメントで髪を明るくすることはできません。(白髪が多ければ明るく見えますが)
感覚的にいうとマニキュアに近い感じですね。
メラニン色素を分解を分解せずに、表面に色を乗せるイメージなので
当然、色落ちもしやすいですね。
カラートリートメントのメリット
①ダメージがほぼ無い
②短時間で簡単
①ダメージがほぼ無い
先ほども書きましたが、普通のカラーのように髪内部のメラニン色素を分解して染色する仕組みではなく、あくまでも髪の表面に色を乗せる仕組みなので、基本的にダメージはありません。
「カラートリートメント」というぐらいなので仕上がりはサラサラです。
ただ通常のトリートメントのような補修成分などはなく、
あくまでも髪の表面に吸着することで手触りを良くしています。
②短時間で簡単
お家でシャンプーしたあとに、いつもトリートメントをする感覚で髪につけて、少し時間を置くだけなのでめちゃくちゃ簡単です。
カラートリートメントのデメリット
①染まりが薄い
②色落ちしやすい
③明るくはできない
④美容室でのカラーの邪魔をすることがある
①染まりが薄い
普通のカラーやヘアマニキュアはプロの手で塗布量などをコントロールして、しっかり放置時間を置くので染まりがいいのに対して、
カラートリートメントの場合はあくまでもトリートメントの範囲なので、
一度でしっかり染まることはありません。
毎日、継続してすることで少しずつ染まりが良くなっていきます。
②色落ちしやすい
普通のカラーのようにメラニン色素を分解して染めるわけではなく、
髪の表面に色が乗るだけなので、髪の芯から染まらないため色落ちが早い。
③明るくはできない
メラニン色素を分解できない仕組みなので、全体的に明るくすることはできません。
白髪の部分にのみ作用するので、あくまでも白髪を目立たなくするぐらいの範囲です。
④美容室でのカラーの邪魔をすることがある
そもそもの染まる仕組みがちがうので、相性は良くありません。
カラートリートメントの色素が髪の表面に乗っているので、
通常のカラー剤が浸透しづらくなって、思わぬ色ムラなどの原因になります。

意外と浴室とかも汚れてしまったという声も多いですね( ;∀;)
もしカラートリートメントを使うなら・・・
①美容室で染める2週間前までに使う
できるだけ美容室でのカラーに影響しないように余裕を持って使用しましょう。
美容室に行く日まで2週間を切ったら使わないほうがいいですね。
②白髪が数本しかない人
まだ白髪が数本しかなくて、白髪染めをするほどでもない方の場合は
カラートリートメントはおすすめです。
白髪だけに色が入るので地毛と馴染んでくれるので、
数本ぐらいの白髪ならキレイに隠すことができます。
カラーも目的が大切
カラートリートメントに限らず、
「明るくしたいのか?」
「ダメージしないことを優先するのか?」
「とりあえず目立たなくなればいいのか?」
など、ご自身の染める目的に合わせたカラー剤を選ぶことが大切ですね。
ご相談いただければ目的に合わせた施術をお伝えさせていただきます!
ぜひ参考にしてくださいね。
ではまた。